たそがれどき
夏の日の帰り道 後ろから四つ目の車両で
あなたに出会った
いつだって帰り道の時間は短すぎて
まだ上手くえないけれど 好きでした
放課後まで待ちきれない
いつもと同じ電車で会えるかな
赤い空が黄色く滲んで
今あなたの声だけが ただ 聴こえてる
目が合ったあの日からあなたは
いつまでも一人で電車に乗ってる
本当はね あなたのこと知りたいけど
臆病で黙ってた
世界中の人が見てなくても
あなたの声は私に ほら 聴こえてる
ずっと忘れていた名前をあなたに今、届けましょう
これできっと最後だけど 今すぐ伝えたいあなたに
赤い空が黄色く滲んで
あなたは光の中に溶けていく |
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