首吊りドール -acoustic ver.-

気管支が音立てて鼓膜をくすぐった
(アイデンティティなんか手放したまま)
指先にチアノーゼなんて出るはずもないけれど
(網膜には確かに何もかも映っている)
 
どうしようか?
飛び降りましょう、そこまで
(囁く偽善)

もうさ 眠るようにただ
息を止めてみよう
それだけで一瞬
(絞まるコードの誘惑)
グンナイ 溢れていく
もう抜け出せないならさ
ここでそう一瞬
(止まる高度の視覚)
(なくした足場)
痩せた首吊りドールの背中

毒入りのキャンディをあなたにもらったの
(曖昧な返事でそれを受け取った)
舌先に刺激だなんてあるはずもないけれど
(それ以外は確かに何もかも残っている)

どうしてなの?
わかってても 痛いよ
(消えてく自制)

もうさ 声にならないの
振り絞った「ねえ」
伝える術もなく
(響くコードの疑惑)
そんなテノヒラに残るニセモノの愛を見つめて
(揺らぐ高度な知覚)
(なくした行き場)
嘘吐きメリーが舌を巻く

そうさ これで終わりだった
すべて止まるでしょう
愛しいそれ以外
(許す動作は欺瞞)
グッバイ 溶け残る部屋に
不器用に吊るしたそんな愛でした
(迫る重度の狭窄)
(なくした言葉)
痩せた首吊りドールが笑う





曲・絵・動画:カザキト
歌・文字:はちる

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